第一種電気工事士試験【技能試験】の勉強法

コラム

昨日、2025年7月5日は、第一種電気工事士試験の技能試験日でした。私は、電験三種は取得していますが、第一種電気工事士は取得しておりませんでしたので、この度、受験してきました。

今回は、第一種電気工事士の概要と技能試験対策について、受験者の立場から語らせていただきたいと思います。

第一種電気工事士とは

第一種電気工事士は何ができる?

第一種電気工事士は、一般用電気工作物(低圧の電気設備)と自家用電気工作物(最大電力500kW未満の需要設備に限る)の工事に従事することができます。※ただし、自家用電気工作物の特殊電気工事については、別途、特殊電気工事資格が必要となります。

一般財団法人電気技術者試験センターホームページより引用

電気関係の職種についている方にとっては、

  • 仕事の幅が増える
  • 資格手当が付く
  • 転職で有利になる

等のメリットがあります。

私は今回、資格手当欲しさに受験しました。

受験資格

受験資格は特に設けられていません。つまり、

誰でも受験可能です。

第一種電気工事士になれる条件

第一種電気工事士になるための条件は、

  • 試験合格+3年以上の電気工事の実務経験

です。ただし、実務経験は、試験合格前のものでも考慮されます。

既に第二種電気工事士を取得して電気工事に3年以上従事している方は、試験合格後、すぐに免状交付申請が」できるということになります。

試験概要

試験概要

第一種電気工事士試験は

  • 筆記試験
  • 技能試験

の2つがあります。筆記試験合格者が技能試験まで進めます。

筆記免除制度もあるよ

電験三種以上の資格取得者は、筆記試験免除となります。

私は、昨年、電験三種を取得しましたので、今回は筆記試験免除で実技試験のみ」の受験でした。

技能試験の問題

技能試験の概要

第一種電気工事士試験の技能試験は

  • 持参した工具を使って、支給される材料で、出題された配線図の電気設備を60分以内に完成させる

です。

ただし、電動工具は使用禁止されています。

試験で出題される問題は、試験センターで公表されている候補問題の10問から、1問出題されます。

ですので、候補問題を一通り練習すれば、合格可能ですので、技能試験は比較的簡単です。

令和7年度第一種電気工事士の技能試験の候補問題

令和7年度上期技能試験の問題

今回、私が受験した技能試験の問題は、候補問題No.9のものでした。

↑試験センター公表の候補問題

↑実際の出題問題

電源側と負荷側が入れ替わっていましたが、候補問題No.9そのままでした。

技能試験の対策方法

技能試験の対策は

実際に候補問題10問を作ってみる

です。

工具・材料の入手方法

必要な工具・材料一式はネットで購入可能です。

アマゾン、楽天でも購入可能ですので、簡単に手に入ります。

技能試験対策におすすめのサイト

HOZAN株式会社さまの

第一種電工試験の虎

が、技能試験対策におすすめです。

このサイトでは、

  • 過去問の出題傾向に沿った予想問題を掲載
  • 予想問題の作成過程を動画で解説
  • 各単位作業の動画で解説
  • 複線図の描き方も解説

しています。

予想問題の作成は時間を計って、解説しながら作成しているので、とても分かりやすいです。

まとめ

今回の記事のまとめです。

  • 第一種電気工事士資格を取得すると、500kW未満の自家用電気工作物の工事が可能となる
  • 試験は筆試験と技能試験がある
  • 技能試験はあらかじめ、出題される候補問題が決まっている
  • 技能試験の練習に必要な工具・材料はネットで購入可
  • 技能試験の解説サイトでおすすめはHOZAN株式会社の「第一種電工試験の虎」

みなさまも是非、第一種電気工事士資格取得にチャレンジしてみてください。

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